彼の理想の田園へ

日記と妄言、活動記録。

【日記】「初音ミク・クロニクル」に行ってきました(2021.07.22)

1. はじめに
 私は仕事以外で滅多に外出することが無い人間です。昨年から世間ではさまざまあり(無駄に言葉を濁す)、三度のコミックマーケットが中止・延期されました。その日暮らしで無計画に生きている私にとってほぼ唯一行くことが決まっている予定がコミケだったので、このところずっと割とどうしようもない喪失感に襲われています。次のコミケ開催予定日は2021年12月。無事に行われてほしいと思います。
 そのような私が久し振りに事前にチケットを買い、カレンダーに印をつけて参加したイベントが「初音ミク・クロニクル」です。アート展です、なんかオシャレそう。アート展だぞ。場所は江東区品川グランドセントラルタワー。綺麗な建物でした。品川は微妙に遠く、また普段コンビニくらいにしか入らない人間なので会場入りするだけで緊張して疲れてしまいました。でも行って良かったな~と思えたので日記に残しておきます。


2. 当日の流れ
 品川までは微妙に遠いですが、適当に快速電車に乗って寝ていたら着いたので楽でした。2021年の7月22日は海の日で、木曜日ではありますが祝日です。そのため多少は人の出も多いのだろうかと思っていましたがあまりそんなこともありませんでした。時間的には昼過ぎだったので、電車も程よく空いていました。品川駅周辺は1,2回しか行ったことがありませんでしたが、初音ミク公式Twitterがめちゃくちゃ丁寧に誘導してくれたのでスッと目的地まで歩いていけました。これが無かったら終わっていたかもしれません。駅を出てから若干距離あるからね(文句)。そんな感じであっさりと現地へ到着できました。
■入口にあった看板。いきなり出てきた。


3. 写真とか感想とか
 会場に入ってから出ていくまではもう様々な思いが胸を去来し脳を焼いていたので、はっきり言って具体的にこれがこうだったみたいな話は思い出せません。「感動した」しか言えない。これはガチ。それくらい普通にやられました。普通にもう一度行きたいです。

 当企画展は当たり前ながら基本的に撮影NGでしたが、その中で撮影OKの展示がありました。「初音ミク・クロニクル」メインビジュアルの複製原画や等身大立像です。
■「きれい...(小並感」しか言えない複製原画。でかい。

■まさに""現界""した初音ミクさん。伝わりづらいがめちゃくちゃでかい。

 これは実際に行ったから言える感想なのですが、素人でもでかい物を見ると安直に感動してしまうな...という。複製原画も等身大立像も、大きくてかつ緻密で、それだけで圧倒されてしまいました。特に立像の方は目玉展示過ぎて「むしろこれ撮影して持って帰っていいの!?」と思いました。"本物"を前にして僕のチャチな写真からは伝わらない迫力と繊細さを感じました。ぜひ会場で実物を見ていただきたいと思いました。

 その他の展示について、あまり具体的に言ってはいけないような気もしますが「あなたのメモリーメロディー♪」という企画が個人的に胸に沁みるものがあったので少し書いておきます。これは事前にファンから思い出の曲とその想いを募り、その内の数曲を紹介するというものなのですが、これが意外と"おじが唸る"チョイスだったのが印象的でした。こういう投票はなんとなく近年の有名曲が入って来やすい気がしていますが、選ばれて展示されていた曲は僕が特によくボカロを聴いていた2007~2014年くらいのものでした。
 もう直撃も直撃くらいのレジェンド作品達の"サムネ"がこれまたでかいボードになって目の前にあり、その周りには多くのファンの曲にまつわる思い出メッセージです。これにやられない人間がいるだろうか(反語)。マジか...と。あまりに致し方ない気持ちになって「いやぁ...(感嘆)」という声が漏れてしまいます。そのような限界ムーブを禁じ得ないほど「あなたのメモリーメロディー♪」は個人的に突き刺さる展示でした。

4. その他
 展示会場を出た先には物販コーナーがありました。金銭的にまったく余裕が無いので事前に「一品だけ...一品だけ...」と決意していましたが、安かったので結果的に二品買いました。
■実用性を重視(実用するかは未定)

 出入口付近にはイベントにありがちな記念のメッセージボードがありました。多くの神絵師兄貴(姉貴かも知れません)達による神イラストが描かれていてこれもまた現地でしか見られない素晴らしいものでした。せっかくなので僕も端っこの方に感謝の弁を書いておきました。ほんま感謝しかないで...。
■「ありがとうございました」です、本当にこれです。

■出口でいただいたなんか入れるやつです。これもただただ「ありがとう」です。


5. 終わりに
 近年あんまりボカロシーンを熱心に追いかけていないにも関わらず、このような企画展にだけ"ファン面"をして行くのは申し訳ない気持ちでした。今でもそうです。でも懐古厨なりに多くの新たな感動を得られたので明らかに行って良かったなと思いました。しかしながら、新たな感動を生み出す新たな試みも現行のファンの支えなしにはあり得ないのかなという考えも当然あります。今回のイベントがきっかけでモチベがめちゃくちゃ上がったので、今後は積極的にシーンを追ってお金を払っていきたいなと思いました。ミクさんと同じく常に先の未来を見ていくというね...(キメ台詞)。