彼の理想の田園へ

日記と妄言、活動記録。

【スト6】ザンギエフでMASTER到達したのが嬉しかった日記(2024.02.23)

目次:

1. はじめに

 昨年6月の発売以来、国内外で大ヒットを飛ばしている大人気格闘ゲームストリートファイター6』ですが私個人はなかなか遊ぶ時間が取れず悶々とした期間を過ごしてきました。今年に入ってなんとか自分の中での優先度を上げ、他のすべてのことを放置してようやくまとまった時間を確保してプレイすることができています。スト6、めちゃくちゃ楽しいです。

 そんな中で私はバラエティ豊かなキャラクターのリストから「プロゲーマーや有名ストリーマーが使っているのを見て『このキャラなら楽しみながら簡単に勝てるんじゃないか』と勘違いしたから」という理由でザンギエフを選び、直近の約三週間をランクマッチという純粋な競争の渦中に身を投じていました。今回はそんなランクマッチについて、自分の中での一つの目標である『MASTER到達』を達成することができたのでその思い出やら思考のまとめやらを残す意味でブログを書くことにしました。

 ランクマッチの過程や自分のプレイの所感について触れていく関係で必然的にゲーム内容についても自由にあることないことを書いていきます。誰が読むでもないとは思いつつ誰かが読まないとも限らないとも思うので一応注意書きを残しておきますが、本記事は2024年2月23日現在の一個人が有する情報を元に執筆されたものです。

 

2. ランク推移の概説

1. PLATINUM1到達まで

 2024年1月28日。ほとんど何も知らない状態で始めたランクマッチは初戦から怒涛の8連敗を喫し、「あれ?普通に難しいぞ?」と思っているうちに最初の査定が終わった頃には7400LPのSILVER4がつけられていました。その後なんやかんやあり(まったく記憶がない)、なんとなく自分が使うべき技や当たってはいけない相手の技などに見当をつけている間にじわじわとLPが上がっていき同月30日にPLATINUM1になっていました。

2. DIAMOND1到達まで

 その後も正確な知識を身に付けないままなんとなく勝ったり負けたりしてはポイントだけが増え続けるというバブル的な成功体験を重ねてゆき、途中に頭の中だけでザンギエフについて考える日や特に何もせずに無為に過ごすだけの日を挟みながら2月10日にはランクマ開始後当初の目標であり自身の限界だろうとも思っていたDIAMOND1に到達しました。

 この頃になるとザンギエフ自体の強みや弱みが分かってくるに伴って対戦相手のキャラに対する不満点がいくつも思い浮かぶようになってきます。自己の輪郭がおぼろげながらにでも見えてくることにより、相対的に『世界』の構造を把握しつつあったということです。具体的にはルークのサンドブラスト春麗の気功拳、ケンの強龍尾脚やJPのだいたい全部の技などが無理でした。あまりにもクリティカルで鋭すぎる技の数々、いくらなんでも無法過ぎます。

3. MASTER到達まで

 そんな機関銃の弾丸や大砲の砲弾が絶えず飛んでくる地獄の前線を進み続けてDIAMOND4、24000LPになった辺りでした。それまで順調だったポイントの上昇がついにぴたりと停滞してしまいました。予期していたこととはいえ驚くほど急に勝てなくなったので困惑しました。

 それから4日ほど負けが込んでいる状態が続きましたがその間に色々と修行した結果、自分の中で何らかのブレークスルー(よくわからない)が起こり突然思考がよくまとまるようになった感覚を得て、死ぬほど厳しくてしかもマッチ数が特別多かったルークやケンにも勝てるようになってMASTER到達することができました。2024年2月22日深夜のことでした。この間にいったい何があったのか、今でもよくわかっていないそうです(他人事)

 『ストリートファイター6』は画期的なことに自身の対戦履歴やその映像だけでなく、対戦回数や技の使用回数など対戦に係るあらゆる情報が残され閲覧することができます。ここまでまったく実のデータや攻略情報などがなく本当にただのとりとめのない日記の様相を呈してしまっているので、軌道修正のために確かな数値について少しだけ触れておきます。

 1574戦もやったかなという感じですがかなりやっていたようです。その中でも圧倒的に多かったのがやはりルークとケンとの対戦で、終盤こそ「地獄過ぎて逆に慣れて楽しい」というマインドチェンジができたものの序盤中盤はかなり苦しめられました。

 最も勝率が高かったのは意外にもガイルでした。ガイルはスト5で使っていたキャラクターであり、スト6でも昨年少しだけ練習していたのでその点の理解がわずかに作用したのかもしれません。嘘ですまったくわかりませんでしたがなんとかなりました。私もわかっていませんでしたが恐らく相手もよくわかっていなかったのだと思います。ここに対人ゲームの大きな特徴があるのでしょう。
 逆にリリー戦は本当に厳しくほとんど勝てずにワーストの勝率となってしまいました。同様にブランカ戦の勝率もとんでもないことになっています。マッチ数が少なかったのが幸いしました。

 各キャラクターへの対策という点ではトレモですぐに調べられることは調べ、よくわからないことはとりあえず置いておくというスタイルで雑に知識デッキを構築してきました。できたこと・できなかったことはあるにしろひとまずこうして私の18日間の旅が終わりました。

 

3. 具体的にやったこととかやらなかったこととか

 ここからは具体的にゲームに即して具体的にやったこととやらなかったことを書いていきます。少し攻略情報じみた内容になってきますが決して「これから後に続く人々のために...」などという啓蒙目的のものではなくあくまで私自身の思考を整理する日記としてのものです。というか普通にザンギ始めてキツ過ぎて「なんだこのゲーム...」ってなる虚無の時間もちょっとだけあったのでこれから後に続く人にはぜひ他のキャラを使ってもらいたいなと思います(過激派)

1. よく使った技・連携

■ビッグスタンプ(↓+強K)>パリィDR

 いわゆる大足。すべての根幹の技。ギリギリ当たりそうなところで振ってみたり相手の中足の差し返しに使ったりした。大足でダウンを取ったらドライブラッシュで近づいて色々仕掛けられる。全然よくわかっていない対戦でもギリギリ思考を平静に保たせてくれる安心感のある技。すべての試合で一番多く使ったと思う。でもガードで-13F(終焉)

スクリューパイルドライバー(→↓←↑+P)、ODスクリューパイルドライバー(→↓←↑+PP)

 ザンギエフの始まりにして終わりの技。なんか喫緊の諸問題を包括的に解決する。弱Pをガードさせて+2Fの状態の時とか相手の生ラッシュを止めた後とか、無敵技をガードした後とかに使う。弱版がかなり間合いが広く発生が5Fと速いため、ガードで+5Fの時の確定反撃や有利だけど微妙な距離で何をしたら良いか分からない時などにとりあえず出しとけば良いからけっこう初級者向けだなと思った。1P側2P側でコマンドも変わらないし。あとレバーレスコントローラーを使っているため方向ボタンを「ジャッ!」てスライドして押して出すのが気持ち良かった(小並感)

■カウンターチョップ(中P)>マシンガンチョップ(中P)>マシンガンチョップ(中P)

 シンプルだけど面白くて一生振りたい技。普通にガードさせる目的で振ったり生ラッシュを止める時に振ったりした。あとランクマ中盤からはルークやケンなどの"中足>キャンセルラッシュ>色々"が地獄過ぎたため、それに抗って発生前に潰すために当てに行った。座して自滅を待つことはすべきではないということを学べた技。他にも一発目の時にドライブインパクトで取られていないか確認してから二発目を撃ったり、二発目がカウンターヒットしているか確認してから三発目を撃ったりするのが楽しくて味わいが深かった。

■ダブルラリアット(PP)、ODダブルラリアット(弱P中P強P)

 救世主であり呪いでもある技。すごく簡単に出せてだいたい対空になるためどんな時でも撃ってしまう。SILVER1からMASTERまで一貫してこれで対空してるだけで勝てる試合もあったし、逆に潰されたり出すのが遅くてガードされたりしてこちらが一瞬で終わる試合もあった。でもダブラリ先輩がいなかったら俺ここまで来れなかったっす。ただ回る事が楽しかったし、から回る事も楽しかった。いつの日か回り疲れた時も側にいてください。

■ロシアンフィスト(↓+中P)>ダブルラリアット(PP)

 相手の生ラッシュを止めつつダメージも高めという素敵な技として序盤に使っていたが、↓中Pが遠めで当たった時にダブルラリアットが空振りしてそのまま死ぬという弱点が見つかったためあえなく使用中止に。しかしケンの長距離強龍尾脚(めちゃくちゃ強い)に対する最終決戦兵器としてギリギリ使えたり使えなかったりしたところは満足感があった。†これが僕の結論(コタエ)だ†

■ショートスタンプ(↓+弱K)

 生ラッシュをいかに良い感じで止めるかがスト6の要点だと途中で流石に気付いたため、↓中Pに変わって主に使っていたのが↓弱Kだった。この技単体のダメージは低いが発生が速く右手の親指で押しているためほとんどの状況でサクサク止めることができた。止めた後はそのままザクザク連打したりスクリューで投げたりした。弱攻撃で止めてスクリューで投げるのが大半のダメージ源だった気がする。

■スパインバスター(↘+弱P弱K)

 種類が多いザンギエフの通常投げの中で一番強そうなやつ。↘投げ>前ステップ>→強Pをするとフレームが綺麗に埋まっていてすごい。あと画面端で↘投げ>↓弱K空振り>→強Pがガード+6Fを取れてすごい。たまになぜか+8が取れていたような気がするけどどういう現象だったかよくわかっていない。

ヘッドバット(→+強P)

 終盤に習得した革命的な技。DIAMOND3付近までなぜか使っていなかったが使ってみたらめちゃくちゃ強かった。というかザンギエフの近距離の技全部これです、多分。ガードで+4Fのためガード後のスクリューを読んでジャンプする相手に弱Pがヒットする。ガードされていても当たっていても色々ある夢の技。あと技の見た目が気持ちいい。強攻撃はすべてを解決する。

■フライングボディプレス(ジャンプ↓+強P)

 自分以外の全員が画面端の連携を完全に熟知しているせいで一度画面端に連れていかれるとそのまま死んでしまう。その厳然たる現実に立ち向かうべく使い始めた技。めくり性能がついているためとにかく前ジャンプして攻撃を当てつつ入れ替える。この技と「画面端から前ジャンプで逃げる」というマインドを習得できなければMASTERになれなかったと言っても過言ではない。

2. 使いたかったけど使えなかった技・連携

■フライングヘッドバット(垂直ジャンプ↑+強P)>ODボルシチダイナマイト(→↓←↑+KK)

 上手い人が絶対にやっている印象。一回の対空でめちゃくちゃダメージを与えられるしダブルラリアットと違い頭の上を飛び超えるジャンプにも対応できるのが良い。対戦では一度も出せなかったため「対応できるのが良い。」は妄想。終わり。

ヘッドバット(→+P)>キャンセルDR>カウンターチョップ(中P)

 24000LP付近で停滞した時に検索した攻略動画で「絶対にすべきこと」として紹介されていたのが強攻撃>キャンセルDR>無敵技に割り込まれない何かの攻撃でガード+2Fの状況を作ることだった。この連携で中Pがヒットしていたら中P連打、ガードされていたら↘投げor↓弱Korバックステップして相手の投げや垂直攻撃の空振りを見て中スクリューor相手のバックジャンプを見てボルシチダイナマイトなど色々なことができるっぽい。この連携を見つけた時は興奮したが対戦中は完全に忘れていて本当に一度もやらなかった。というか選択肢が色々あり過ぎてやっても多分ミスる。

■ダブルロシアンチョップ(強P強K)

 ドライブインパクト。全然当てられなかったし自分は最後まで全然返せなかった。なんで?

■ボリショイストームバスター(→↓←↑→↓←↑+P)

 コマンドが出せなかった(終 制作・著作|NHK

3. まったく使わなかった技・連携

■シベリアンエクスプレス(→↘↓↙←+K)

 移動するコマンド投げ。動画や配信で見てこの技が派手で強そうだったからザンギエフって強いんじゃないかと思っていたが、自分で調べてみたらかなり避けられたり潰されたりしてしまってそんなでもなかった。普通にスクリューやった方がいい気がする。

ストンピング(↓↓+中K>中K>中K)

 ?????

 謎の技。ただ踏むだけの技が"""実戦"""で通用するわけあらず。

ツンドラストーム(↓↓+強K)

 ??????????

 謎の技その2。真面目な話、当て身技のため相手のキャラの技をよくわかっている上級者用の技だから一回も使うタイミングが無かった。

4. おわりに

 ここまで書いておいて我ながら「めっちゃ書くやん...」と思いましたが久々にゲームをやってしかも上手くいったので仕方ないと言えばそうかも知れません。

 私にとってザンギエフはもともと嫌い寄りのキャラクターでしたが、今回実際に自分で触れてその特性を学んでいくうちに好きとは言わないまでも多少は寄り添うことができるようになった気がします。しかしながらザンギエフを使っていることへのなんとなくの後ろめたさやぼんやりとした不安があるのもまた事実です。

 数日後には新キャラ・エドが追加され全体的なキャラクター調整も行われる様子なので、そのタイミングで真に本気で付き合っていけるキャラクターを見つけられればなと思います。ザンギエフ、今まで本当にありがとう。