彼の理想の田園へ

日記と妄言、活動記録。

【MHWs】"豪鬼襲来"の衝撃【第93話】

 2025年5月28日(水)のアップデートにて配信が始まった『ストリートファイター6』スペシャルコラボのコンテンツ。タマミツネ実装の時以来、久し振りのサイドミッションとして『強さの頂き、その先へ』が追加された。俺も早くこれに取りかかって豪鬼に会いに行きたいところではあったが、この数日はまとまった時間が取れなかったり体力的にリアルに元気が無かったりしてなんだかんだ後回しになってしまっていた。

 よし、今日こそは気合を入れて豪鬼に会いに行くぞ~。ちなみに豪鬼のVスキルⅡの名前は『気合』である。実はスト6の方もけっこう長いことプレイしている俺(つっても豪鬼は使ったことないけど^^;)にとって今回のコラボは特に楽しみで発表直後からずっとワクワクさせられていたのだ。

 『強さの頂き、その先へ』は『油涌き谷』各所に斃れている歴戦ゲリョス、歴戦リオレイアの亡骸を発見・観察するところから始まる。察しの良い方は既にお気づきかと思われるのでサラっとネタバレしてしまうとこれらの歴戦モンスターはなんと豪鬼が素手で討伐したものだということが判明する。

 そもそもハンターそのものが人間らしからぬブッ飛んだ身体能力を発揮するモンハン世界。そこにまた常人離れの戦闘能力を有した格闘家たちが闊歩するストリートファイター世界からキャラを一人連れて来てみたらそりゃ当然こうなるっしょ。ましてやそれが豪鬼ならばそこには何の驚きもない。フィールド上に点在する歴戦モンスターの死体。それらを辿った先にはいったい何が待っているのか。俺は楽しみ半分、怖さ半分で調査を進めていった。

 油涌き谷下層、エリア14の巨大構造物の瓦礫の隙間を抜けた先に豪鬼は立っていた。あれ? こんなところにもともと小さなスペースなんてあったっけ? もしかして今回のために新たに解放されたエリアなのか…!? もっと言うと豪鬼が瓦礫を粉砕しこじ開けたスペースだとでもいうのだろうか。マジか! とんでもねえな! ひとたびフィールドに降り立てばその世の理など無視して己の意志でエリアを開拓してしまう。普通にモンハンをやってきた我々からすれば想像もしなかったことでありそんなのは実現不可能のことだとわかっている。しかし豪鬼ならあるいはやはり"拳を極めし者"はまさに『生きる世界が違う』のである。

 (ちなみに後に調べたところエリア14から侵入することのできる細いスペースは普通に昔からあり単に俺が行ったことがなかっただけというのが事実なのだが、この時の俺は何が起こっても「豪鬼ならあるいは」で納得してしまうほどアホになっていたため自身への戒めとして上記の勘違い文章を残しておくことにする。まったく何言ってんだ^^;)

 話が脇道に逸れた。周辺環境に配慮することなく立ちはだかった歴戦モンスターたちを討伐し続ける豪鬼に対してやめるよう物申す俺とアルマ。豪鬼からしても「うぬは何をされてる方なの?」(和田アキ子風)という存在の俺の話など聞き入れてくれるはずもなく、出会ってすぐにスト6のノリのまま理不尽にボコられてしまった。まあそりゃそうなるよな(笑) さすが一般市民が普通に殴り合っている世界から来た男は違うぜ。

 しかし俺(ハンターの方)にもこの世界の主人公としての意地がある。なんだかんだゴネて食い下がっているうちにめんどくさくなったのか、豪鬼の方から俺に対して"ある試練"を提示された。とりあえず開幕一方的にボコってからの「俺と話がしたければ力を示せ」という流れである。『禁足地』入りしてからというもの調査隊メンバーに選ばれるほどの高度の社会性を備えた人物か逆にまったく言葉の通じないモンスターかの2パターンの生物としか接していなかった俺にとって、このコミュニケーションスタイルはとても新鮮な切り口だった。目の前の相手は修羅の道を征く者。豪鬼に一般の社会性を求める方が間違いなのである。

 そんな経緯があって豪鬼から提示された試練が今回のタイトルにもある『覚悟の証明、強者の証』という闘技大会クエスト。その内容は『竜谷の跡地』での歴戦アジャラカンの討伐だ。特筆すべきは豪鬼αなるワンセット防具(必ず5部位を同時に装備する防具)を身に着けていることで外見が完全に豪鬼になっていること、アイテムスライダーに『アシストコンボ・豪鬼』『ドライブインパクト』『豪波動拳』などのごちゃごちゃしたバラエティ豊かなアイテムが配備されていることである。

 プレイ中は知らなかったがこの他にもジェスチャーから『豪昇龍拳』を繰り出せたり瞬獄殺が使えたり、いくつかの隠しコマンドがあったりと色々あるらしいのだが不器用かつ新しいものを取り入れるのが苦手な俺はこれら豪鬼専用アクションの使い方をまったく理解することができなかった。今でもよくわかっていないのでこれについては後ほどあらためて落ち着いて勉強してみます^^;

 このクエストの使用可能武器に大剣が用意されていたのは本当に運が良かった。俺は豪鬼になっておきながらほとんど普段通りに大剣を振るい、ほんの少しだけ申し訳程度にアシストコンボやドライブインパクト(相殺効果がある)、離れた位置からの豪波動拳でちまっとダメージを与えてアジャラカンを討伐した。記録は14'47"28。もはやタイムを計っているということさえ意識していなかったほどにすべてが"試し試し"のクエスト内容であった。

 油涌き谷エリア14に戻った俺は『覚悟の証明、強者の証』をクリアしたことを豪鬼に報告した。そこでようやく俺の力を認めてくれたのか、初対面の頃とはうってかわって"彼にしては"比較的普通に話してくれるようになった。他業種(?)の豪鬼からすればハンターの実力は未知数のところだったことだろう。これでなんとか俺を通じてハンター全体のメンツを保つことができたのではなかろうか。

 ゲームの都合上、今回はアジャラカンを討伐することで狩人としての力を披露することになった。そのため最初の瞬獄殺ボコられ以外は割と穏便に事は済んだ(アジャラカンはすまん)わけだが、本件の"試練"の内容がもし仮に豪鬼との直接対決だったら…? 武器・防具・アイテムともにフル装備のハンターと、己の肉体を極限まで鍛え殺意の波動を自在に操る豪鬼。この二者が真剣に立ち会ったならばどうなるか…いやそんな仮定の話はやめておこう。俺たちと彼とはそもそも求めるものも生きる世界も違う。

 一つだけ確かなのは、今回の邂逅を経て俺と豪鬼の間に得も言われぬ不思議な師弟関係が結ばれたということである。それだけで、それだけでいい。禁足地においてはどんな突飛で超次元的な出会いがあるかわからない。豪鬼の来訪を機にあらためて俺は今後も出会いの一つ一つを大切に噛みしめていきたいと思った。

 

P.S.

 その後、『覚悟の証明、強者の証』に10回くらい挑戦してなんとかギリギリ04'56"43のSランクを獲得することができた。最初は5分以内なんて無理だと思ってたからとても嬉しい。豪鬼要素は全然使ってないケド^^;

 『覚悟の証明、強者の証』で得られた『SF6チケット』を使って作成した豪鬼αとブランカちゃんαはこんな感じ。

 豪鬼αは見た目が完全に豪鬼の姿でかなりお気に入りなのと、最初からついているスキルが強くてかつスロットもいっぱいあるのでそこはかとなく可能性を感じさせる良防具な気がしている。ブランカちゃんの方はちょっと妙に頭身高くない?(笑) スト6でもこんなもんだったっけ?(笑)