彼の理想の田園へ

日記と妄言、活動記録。

【MHWs】※私たち調査隊ハンターは禁足地の豊かな自然の保護活動に協力しています【第91話】

 CAPCOMが世界に誇る大人気格闘ゲーム『ストリートファイター6』とのスペシャルコラボが始まった2025年5月28日(水)、世間のハンターが続々と"豪鬼"化し拳を極めようとしている中で俺は一人『隔ての砂原』ベースキャンプ内の本部テント(という名前はどうかは知らんが)にいるフェルディナントの元を訪れていた。実は今回のアップデートにはスト6コラボや各種の細かな調整の他、まったく新しい"追加要素"が存在する。性格のひねくれた俺は今アップデートの"目玉"である豪鬼にまつわるサイドミッションを差し置いて、ある意味で端に追いやられている感の否めない追加要素の方を先に堪能しようと思ったわけだ。

 これまでフェルディナント、ダリル、サミン(+大集会所にいるユッタ)の環境調査隊の面々とは主に環境生物絡みで関わってきた。彼らの依頼でさまざまな環境生物を捕獲してきては環境調査隊内部(というかダリルとサミン)の複雑な人間模様を垣間見せられてきたのも今では良い思い出だ。今回の追加要素もまたそんな環境生物に関するコンテンツである。

 書物の山の上に座すフェルディナントに話しかけてみると『捕獲した環境生物の管理』という項目が増えている。この項目がまさに"追加要素"であり、なんと今回から"捕獲した環境生物を個体別にプレビュー表示する"という機能が追加されたのだ。これはすごい! これは嬉しい!

 『モンスターハンターワイルズ』を始めて以来、俺は環境生物については長い間「捕まえたヤツをじっくり見られたらいいのにな」という想いをずっと抱えていたしヤツらを捕獲するにあたっては常々「複数捕まえてもそれぞれを見られるわけじゃないしな」やら「そもそもむやみに生物を乱獲するのは生態系保護の観点から申し訳ないしなやらのもやもや感に苛まれていた。その割に本部テント内にある桶の中には実物のサシミウオが佇んでおり、環境生物を間近でじっくりと観察することのできる環境調査隊の特権?役得?に羨ましい思いをしてきたのである。

 それが今回のアップデートによってそれぞれの生物を個体別に綺麗に大きく観察できるようになり、しかも"環境生物の中には個体ごとに模様などが異なるものもいます"(『ワイルズ』公式サイトより)という新事実まで発覚したのだ。そんなことを知ってしまったら居ても立っても居られない。全種類を収集し終えて比較的落ち着いていた俺の環境生物集めへの熱がまたにわかに高まってしまったのだ。我ながら「"生態系保護の観点"とはいったいなんだったのか」という気の変わりようである。

 どれどれ、それではさっそく今まで捕まえてきた環境生物でも眺めまてみましょうかね。俺はフェルディナントに頼んで「捕獲した環境生物リスト」を見せてもらった。

 こ、これは…なんとも言えないポ○モンの"ボックス"感!(笑) 画面左半分に俺が現在所持している環境生物のアイコンが10×10の配置で並び、その中からカーソルを合わせた生物の姿が画面右半分に美麗なグラフィックで表示されている。個人的にそこはかとなく馴染み深さを感じるその洗練されたレイアウトに俺は戸惑うことなく一瞬で慣れることができた

 フィールド上に生息する環境生物はその多くが極めて小型かつ自然の中に溶け込んでいるため、このようにして大きなサイズでじっくりと観察させてくれる機能はとてもありがたい。一通り眺めてみて今回初めてしっかりとその姿形を認識できたヤツらもいたくらいだ。

 

 俺の一番のお気に入りはこのクロカゼカケリ。シュッとしたフォルムにダークな体色がよくマッチしていてとてもかっこいいし、片脚を上げて耳?をピンと立てた姿勢をとる生態とのギャップがまたかわいらしい。そんな小さく華奢な身体で普段何を食べているのか、そもそもちゃんとごはんをいっぱい食べられているのか心配(余計なお世話だ)なのでぜひうちで飼ってあげたい一匹だ。

 環境生物の中には見た目に個体差があるものもいるという話があった。俺が過去に複数捕まえてきた環境生物を個体ごとに見比べてみると確かにさまざま差が見られる。そんな中でも特に俺の目を引いたのがドストレバリーパーチだ。言葉で説明するより実際に見ていただいたほうがわかりやすいだろう。例えばこれが一般的なドストレバリーパーチで

こっちが金冠サイズのドストレバリーパーチ。

 いやお前ら本当は別種だろ!(笑) いや~びっくりした。こんなに個体差があるもんなのか。ちゃんと見てみると身体のパーツやふてぶてしそうな面構えは完全に一致しているので二匹は同種だとわかるがサイズと体色の違いがとんでもないことになっている。"個体差がある"とは言ってもまさかこれほどまでとは思わなかった。ここまで差があるなら俺が初めて捕えてから久しい環境生物もまた熱心に追いかけてその個体の様子を確かめてみたくなってしまう。開発チームはサラッと無限に時間を奪われそうなコンテンツをまた急に追加してくれたもんである(笑)

 今回は2025年5月28日のアップデート内容から『捕獲した環境生物の管理』についての俺の所感をお届けした。豪鬼追加の影に隠れた一見地味なこの新機能は俺のような収集要素が好みのハンターにとってはとても"アツい"ものに感じられるのではないだろうか。今後もまた時間を使ってちまちまとやり込んでいく要素が増えて『ワイルズ』から離れられない日々が続きそうである。我、環境生物を捕えし者! 集!