"『モンスターハンターワイルズ』におけるすべての『環境生物』を捕獲する"ことを決意してから約2か月と3週間。俺が初めて環境生物について書いたのが第5話のことだからそれからもう80本以上も『ワイルズ』にまつわる日記を書いてきたことになる。
流石の俺も何の苦労もせずにひとりでに全環境生物をコンプリートできているなどとは思っていない。今回は満を持して"誓い"を果たすべく現時点で未だ俺が捕まえていない環境生物を捕まえに行くことにした。「逆にまだ集めきってなかったのかよ」というツッコミが方々から聞こえてきそうな感じがするし俺自身も実際そう思っているのだが、これは他に色々やることがあり過ぎてどんどん後回しになっていたということでもあるので実は"嬉しい悲鳴"案件であったりする^^;
俺調べによると『ワイルズ』における環境生物の全数は88種類。そのうち釣魚部門が20種でこれは第71話にてコンプリートを達成している。では俺は残る68種類の環境生物のうち何種類を捕獲済みで何種類を捕まえられていないのか。未だ捕獲できていない環境生物、すなわち今回のターゲットになる面々を以下に並べてみた。
- ドスヘラクレス
- ゴールデンヘラクレス
- 虹色ドスヘラクレス
- タイリンハナミアゲ
- フワフワクイナ
……なんというか意外と残ってたなという印象である。このうちタイリンハナミアゲとフワフワクイナは見かけたことはあるものの捕まえていなかった者たち、ヘラクレス3種については存在自体を今初めて知った者たちだ。そうかドスヘラクレスか……確か昔はアイテムだったよなお前。確かに『ワイルズ』では見かけなかったがまさか環境生物になっていたとは。
俺は「フワフワクイナはかわゆいので最後にしたい!」と意味不明の願望があったのもありとりあえずドスヘラクレスとゴールデンヘラクレスを捕獲するために夜の『緋の森』へ向かった。
樹木に張り付いている系の環境生物は視認が難しく俺は大変苦手である。その上何本もの樹木が乱立する暗い緋の森ということで事前の予想通りに大いに苦労しながらもなんとか2種のヘラクレスをゲットすることができた。
次に俺は虹色ドスヘラクレスを捕らえるべく夜の『竜都の跡形』へ向かった。結論から先に申し上げるとここからが地獄だった。
俺は調べた通りに虹色ドスヘラクレスが出現するという竜都の跡形エリア6のある一本の樹木の元に駆け寄った。竜乳の特殊な作用が現れているのか幹の特徴的な斑点が暗闇の中で妖しく発光している。パッと見たところ虫らしきものはどこにもついていない。環境生物探しあるあるだと思うが初見だとどれが虫でどれが虫でないか、そもそも木のどの部分についているのかなどがあやふやな状態で探すことになり非常にもやもやとした不安に襲われることになる。俺は木の周りを2周も3周もしてその全体を舐め回すように観察した。
そんな調子で1回目の確認を終え、そこから虹色ドスヘラクレスを繰り返してあっという間に2時間ほどが経過(!?) した。何かがおかしい……。俺はもしかして今まで違う木を見て回っていたのではないだろうか。不安とストレスで頭がおかしくなりそうな状態で俺はアドリブ的に周辺の樹木も見回りを開始し、その分の余計な時間の浪費を始めてしまった。調べた限りでは注目する木も探す時間帯も間違っていないらしい。"出現確率はかなり低い"とのことだがそれにしても出な過ぎではないだろうか……
結局俺は捜索開始2時間半ほどの時点でようやく虹色ドスヘラクレスを捕獲することに成功。すんでのところで発狂して足下に溜まる竜乳を飲み始める奇行に走らずに済んだ。
さあいよいよ最後の2種。俺はタイリンハナミアゲを捕まえるために『油涌き谷』の下層へ向かった。こいつは今までのヘラクレス連中とは違い、発光しながら空中をゆらゆらと泳ぐように浮かんでいるので大変目立ちやすい。俺は何度か油涌き谷と他のフィールドを往復しながらタイリンハナミアゲが現れるのを待った。そして――
うおでっか! 出た! タイリンハナミアゲだ! マジでびっくりした……いやでっか! 俺はあまりにもインパクトのあるタイリンハナミアゲの姿に釘付けになった。周囲に浮かぶハナミアゲと比較しても5倍や6倍ではきかないほどの巨体である。お前そんなにでかかったっけ???
確か以前見かけた時の大きさはせいぜいがハナミアゲの2倍程度。どう考えても今目の前にいるヤツほどの巨大さはなかった。環境生物のサイズにも個体差があるのか、それとも俺の見間違えか。若干の謎は残るもののタイリンハナミアゲの捕獲は無事成功。まったく、今さらだけどお前らどうやって浮いとんねん……
そして最後に荒廃期の『氷霧の断崖』でラフマーの背中に乗っていたフワフワクイナをあっさりと捕獲、これにて『禁足地』の環境生物をコンプリートするに至った。やった、やったぞー! 俺は『モンスターハンター:ワールド』で同じように環境生物に夢中になりながらも全種類を集めきる前にやむにやまれぬ事情でゲーム自体を辞めてしまった。今回『ワイルズ』にてその時のリベンジのような形ですべての環境生物を捕獲することができたのは個人的に達成感が大きいところだ。
『新大陸』の拠点と異なり禁足地には立派な構えの住居などはない。捕らえた環境生物を自宅で眺めることができないのは残念だが、自然を愛する身としては環境生物は調査後に再びフィールドに放っていると考えれば納得ができる。むやみに自然を侵さないのもハンターの心得の一つだ。
きっと禁足地にはまだ見ぬ環境生物が存在するに違いない(願望) 大型モンスターと同じように環境生物についても他の調査隊メンバーの新たな目撃報告を待ちたいところである。