彼の理想の田園へ

日記と妄言、活動記録。

【MHWs】フリーチャレンジクエストという高峰 -吹き荒べ、閃煌の嵐-【第83話】

 『モンスターハンターワイルズ』のクエストはその内容や条件によっていくつかのカテゴリーに分けられている。ストーリー中で一度だけ受注することができる『任務クエスト』に特に条件などはなく何度でも挑むことのできる『フリークエスト』、そのほか『竜谷の跡地』にて討伐のタイムを競う『闘技大会クエスト』や期間限定で配信される『イベントクエスト』などさまざまだ。

 今回のメインテーマである『吹き荒べ、閃煌の嵐』は『ワイルズ』初の『フリーチャレンジクエスト』だ。フリーチャレンジクエストはフリークエストとタイムアタック要素のある期間限定クエスト『チャレンジクエスト』を合体させたようなクエストで、装備や使用アイテムを自由に使うことのできる中で討伐タイムを競うという珍しいクエスト、言わば"バーリトゥード"なのだ。

 そんな何でもありの『吹き荒べ、閃煌の嵐』、肝心の討伐ターゲットがいったい誰なのかというとなんとあの歴戦王レ・ダウである。いやまたお前か…! 俺はついこの間『無言の閃耀』というイベントクエストで歴戦王レ・ダウと戦い、華麗なハンティングからはほど遠い泥臭い立ち回りを演じ命からがら生きて帰ったばかりであった。『煌雷竜の狩猟証γ』を集めるために苦心しながら何度もヤツを狩ったわけだが、結局最後の最後まであんまり上手いこといかなかったんだよな…。レ・ダウが強いのは俺もなんとなく嬉しいが実際に自分が狩るとなると話は別だ。俺、ちょっとあの人苦手かもです^^;

 正直のところ、俺はつい最近狩りまくったばかりかつ俺のプレイスキルでは容易にクエスト失敗しかねない歴戦王レ・ダウにまた挑むのにはあまり気が進まなかった。しかし限定アイテムの『挑戦者の証』『勇者の証』は絶対に欲しいしSランクを達成することでゲットできる『覇者の証』もできれば欲しい。それに加えて今現在に至るまですべての期間限定クエストについて何らかの文章にしてきた身としてはそのままの流れを継続させたい。

 先日までと同じ状態のままでは苦戦を強いられるのは想像に難くない。俺はある意味で歴戦王レ・ダウへのリベンジを果たすべく新たな装備を用意した。

 そんなわけで今回使用する装備がこちら。完成した姿を眺めてみて、パッと見の印象がカッコ悪過ぎることに思わず苦笑してしまったがとりあえず一旦これで行かせていただく。先日の歴戦王レ・ダウ戦を経て新たにレダゼルトγ防具を作ることができるようになった。"致命的な大ダメージを一度だけ耐える能力を持ち、それが発動する前は攻撃力アップかつ防御力ダウン、発動した後は防御力アップかつ耐性値アップ(攻撃力は元に戻る)"というなんだか色々混み合っていて訳がわからなくなるがとにかく凄そうなことだけはわかるグループスキル『ヌシの魂』が面白そうだったので使ってみたかったのと、攻撃の会心率を上げるための各種の強力スキルを盛り込みながらスキルシミュレーターに計算してもらった結果、さまざまな攻略サイトにて紹介されまくっている有名な装備に辿り着いてしまった(´◉◞౪◟◉) これ、なんとなく少し悔しい気がしないでもないが逆に考えると「大きく間違ってはいないんだな」という安心感もあるので良い気もする(笑)

 武器の方は今も正解がわからず絶賛悩みまくっている最中なのだが、とりあえず基礎攻撃力が高い無属性かつ会心攻撃時のダメージ倍率を1.4倍に強化する『超会心Lv5』を発生させられるオオアギトを採用している。アギト系の大剣は古くて伝統のある物が好きな俺にとっては超絶かっちょいい一振りに見えるのでぜひこれが正解であってほしい。もちろん他にもっといいのがあったらぜひ教えてほしい気持ちもあるが^^;

 何度か他モンスターを狩ってなんとなく新装備の感触を確かめてから、いよいよ『吹き荒べ、閃煌の嵐』への挑戦を始めた。歴戦王レ・ダウ戦の所感については第77話にて長々と書いたので基本的に今回はそれぞれ新たにやってみたことと狩猟タイムについて簡潔に書いていく。

 (3回力尽きたり途中でリタイアしたりせずに討伐までいった)第1戦目。ほとんど普段と変わらないのんきな内容であった。俺が意識したタイムアタック要素と言えばレ・ダウの初期位置である『隔ての砂原』エリア17に最も近いエリア16に一次キャンプを設置してそこからクエストを始めたことぐらいである。あとはスリンガー閃光弾を3発全部使ったりエリア17の『吸雷岩の岩石』をヒットさせたりもしたか。張り切って装備を新調した割に肝心のクエスト内容はけっこうヌルめという体たらくの俺だったが、なんと初回にして16'03"30というびっくりするような好タイムを記録することができた。マジか! 意外と速いかも! この感じもしかして俺、意外とSランク(13'00"00以内)目指せちゃいます??? やはり会心率の高さが功を奏したのだろうか。一発目にして20'00"00以内でクリアできたためあっさりとAランク達成である。

 その後なんやかんやあって(雑)、"タイムアタックと言えば"で個人的な印象が強い大タル爆弾を使ってみたり目標の逃亡を一定時間阻止することができる『スリンガー誘導弾』なる珍妙なアイテムを初めて扱ってみたり、俺は効能をまったく信じていないがにわかタイムアタッカー(?)気分で『鬼人薬グレート』を飲んでみたりして少しずつ内容のアップデートを重ねていく。アクションの方でも積極的に頭を叩いたり普段よりもかなり多めに相殺切り上げを狙ったりと我ながらかなり頑張り、途中多くの屍やリタイアしてうなだれる姿を積み上げつつも合計して20回程度は歴戦王レ・ダウを討伐した。俺にしてはかなり粘った方だと思う。おおむね14~16分の辺りで揉む程度の記録を重ねていくもやはりというかなんというかそうそう全てがうまくいくはずもなく、結果的に俺は13分の壁を突破することができなかった。

 最終的なベストタイムは13'45"73。Sランクには届かなかったものの、ついこの間まで27分以上もかかってようやく歴戦王レ・ダウを狩っていた頃に比べればとんでもない成長である。いや~けっこう頑張ったけど無理だったか~! まあここであっさりSランクを取れてしまってもなんか妙に嘘っぽくなるしこのくらいの微妙な感じが俺らしいか(笑)

 タイムアタックでありながら何を使っても良いというフリーチャレンジクエスト。そのような形式のクエストに挑むのは今回が初めてだったが、普段はほとんど使わないさまざまなアイテムをフル活用したり常に緊張した状態で狩りに臨んだりする経験は例えるならば日頃は階段さえも避けるような生活を送っている中で急に少し高い山へのハイキングにチャレンジしているようでとても新鮮で楽しかった。

 こんなことなら敬遠せずにもっと早くやっておけば良かったという心残りも正直少しあるので、次のフリーチャレンジクエストはもうちょっと身構えず気軽に挑めるモンスター(例えば歴戦王ケマトリス(?)辺り)だと個人的にはありがたいと思っている。