彼の理想の田園へ

日記と妄言、活動記録。

【MHWs】『焚き火料理』の求道者、再び【第80話】

 気づけばいつの間にか第80話の節目を迎えていた俺の『モンスターハンターワイルズ』日記。それまでブログなんかほとんど放置していたのによくぞ突然80日も連続で更新してきたなと流石に自分を褒めたくなる。振り返ってみれば今まで「やるぞ!」と決心したことをあんまりやれないできた人生なので、この『ワイルズ』日記は俺にとって小規模ながら珍しい成功例になったと言えるだろう(まだまだ終わらないが)

 それでだ。この第80話という喜ばしいタイミングで歴代でも個人的にかなり満足度の高かった"あの企画"の続編を披露したい。基本的にはゲームの内容と俺の妄想で完結してきた当シリーズの中で珍しく現実に侵食した異色の取り組み、今回は"『焚き火料理』作ってみた"第2弾をお届けします!

 焚き火料理は『携帯焚き火台』とどこからか取り出したフライパンを用いて作ることのできる『ワイルズ』から導入されたアクションの一つである。焚き火料理で作った料理を食べることで時限的な体力UP・スタミナUPのバフ効果が得られるほか、使用する各食材によってさまざまな『食事スキル』を獲得することができる。特に体力とスタミナの状態は食事をするのとしないのとでは大きく差が開いてしまうため、ハンターにとって焚き火料理や食事は日常の狩猟生活と密接に関わる行為なのだ。とここまで書いておいてなんだが別にハンターに限らず誰にとっても食事は大事である。俺も何を当たり前のことを偉そうに書いてやがるのか^^;

 さて、ではさっそく本題に移ろう。いや~またやりたかったんだよな~焚き火料理再現。どっかで続きをやりたいとタイミングを窺っていたら初回からずいぶん期間が空いてしまった。前回は肉ベースの焚き火料理を作ったので今回は『野菜』を基本食材に採用したものを作っていく。そもそも『ワイルズ』における『野菜』とはなんなのか。とりあえずイメージを持ちやすいように元ネタの画像を用意した。

 アイテム『携帯食料』の一種である『野菜』。それが特に野菜の何であるかという説明は今のところ見つけられていない。そのヒントを得るためにあらためて焚き火料理のムービーに出てくる野菜を見てみてわかったことだが、結論としてこれはすごく…キャベツです…。おそらく1/4にカットしただけのキャベツを豪快にフライパンに投じ水なのか何かのスープなのか液体とともに火にかけているようだ。ここで何がすごいってよく見るとこのキャベツ(仮)は芯ごといっている。もしかしてこれが"ワイルズ"ってこと?

 リサーチを経て、ひとまず『野菜』の代用品としてキャベツを使うことは確定した。その他にも追加食材や仕上げ食材など色々あるが今回は俺の味の好みと台所事情を考慮した結果、今回は以下の食材を用いて料理していくことになった。

  • キャベツ:半玉
  • とろけるタイプのスライスチーズ:10枚
  • 水:300g
  • 顆粒コンソメ:大さじ1
  • 塩コショウ:適量
  • はちみつ:適量

 キャベツの良し悪しについてはまったくわからないが近所のスーパーに売っていたお手頃サイズ98円のものを使用、とろけるタイプのスライスチーズについては特になし。顆粒コンソメ、塩コショウは家にあったものではちみつは前回の肉料理編の際に買ってからまったく消費されずずっと残り続けていたものである(絶望)

 ここからは具体的な調理工程を記していく。まずはキャベツを半分に切り、半分になったものをさらに1/4の状態にする。元ネタでは芯のついたままフライパンに投入していたが料理初心者の俺は何らかの事故が発生するのを恐れて芯部分を切除、食べやすくなるようにさらに1/8のサイズにカットしそれぞれを横に二分した。

 フライパンに水と顆粒コンソメを投入し適当にかき混ぜる。フライパンの底にカットしたキャベツを並べ、上から塩コショウをバラバラとふりかけた。原作(『焚き火料理』のこと)にはコンソメと塩コショウを投入している記述は無いのだが、俺は己の料理生活において扱うのがほぼ初見となるキャベツのことをまったく信じられておらず、完成品が"虚無の味"になるのを恐れて雰囲気で入れてしまった。これは「最終的にはしょっぱい方が美味しくなる」という思想によるものある。

 フライパンに蓋をして、火力を強火にした状態でひたすら放置する。このときまったく時計を見ていなかったのでいったい何分間この状態だったのかはわからない。その後なんとなくキャベツの表面に突き立てた箸が容易に葉の層を貫通しフライパンの底に到達するくらいの柔らかさになった辺りでとろけるタイプのスライスチーズをベタベタと上から被せていく。載せたチーズがいい感じにとろけた辺りで火を止めて、お好み焼きにソースをかける要領ではちみつを全体的にバーッとかけたら完成だ。

 ここまで料理レシピにしてはまったく読みづらい散文を展開してしまい大変申し訳ない。当記事を参考にして「あたいも『焚き火料理』作りたい!」という方(そんなヤツは存在しない)からすれば大変読みづらいものになってしまったが、とりあえず"終わり良ければ総て良し"(?)ということで出来上がったものの姿を見ていただければと思う。

 こちらが今回俺が作成した『野菜とクナファチーズとイーストハニーの焚き火料理』である。いかがだろうか、見た目は元ネタからけっこうかけ離れてしまった感が否めないが「キャベツをざく切りにして適当に煮込んで?蒸して?みました」みたいな料理としては普通にいい感じになったような気がする。キャベツに限らずの話だが生の状態ではかなりの嵩があった野菜が調理を経て小さくギュッとなった様を見たときの謎の高揚感はけっこうなものがある。これって俺だけ?

 食べてみての率直な感想としては、俺のイメージしていた味とはまったく違っており良い意味で驚いた。キャベツ+コンソメ・塩コショウまでの組み合わせの良さは想定通りだったがそこにチーズの風味ともちもちとした食感、はちみつの甘味が加わった結果、不思議な食べ応えというか満足感のある一つのしっかりとした料理になっていた。チーズの味やコンソメ・塩コショウの塩分と中和されたのかはわからないが食前のイメージよりもはちみつのパワーがかなり抑えられており、キャベツ本来の味に合うすっきりとした甘みになっていた印象。野菜料理とはちみつって合うもんなんだな~という発見があった。

 今回は久々の料理回ということで野菜ベースの焚き火料理の再現に挑戦してみた。長々と語ったがやったことはキャベツを切って煮ただけなので、難易度が低い割には満足感が高くお腹もいっぱいになる良い料理だったなという印象だ。チーズが地味に高いのでチーズを除外して、適当に別の好きなものをトッピングしたり味付けを変えたりすればまた何度か楽しめる気がする(そうなったらもはや『焚き火料理』ではなくなるがw)

 冒頭でも申し上げたがハンターにとっても俺たち(プレイヤーのこと)にとっても好パフォーマンスを挙げるためには食事が必須! どなた様もしっかり食べて良きゲームライフを!(。-∀-)