先日、闘技大会クエストにようやく手をつけた話を書いた。2025年5月11日現在、2つ用意されている闘技大会クエストのうち『闘技大会:チャタカブラ』の方をやってみたという内容だったのだが、使用可能の装備に大剣が用意されていたことやチャタカブラという慣れ親しんだモンスターが相手であることなどの好条件が重なり俺は比較的容易にSランクを取得することができたのだった。
しかし話はそこで終わらなかった。闘技大会クエストはもう1つある。『闘技大会:リオレイア』――残されたもう一方のクエストの名である。表面だけ見ればこちらもチャタカブラと同じく俺にとって割と得意な印象のあるリオレイアがターゲットとなっていた。そうとなればさっさと取りかかってSランクを取得して、貰ったコインで新しい装備を作れば良いという話なのだが、実はこの『闘技大会:リオレイア』、俺にとって根本的かつ致命的な問題を一つ抱えていた……
なんとこのクエスト、大剣が使えないのである。闘技大会クエストはあらかじめ用意されたメイン、サブの2種類×3セットの武器の中から1セットを選んで挑戦するという流れになっている。つまりは2×3が6で『モンスターハンターワイルズ』の全武器種が14だから、単純に考えれば選択肢に大剣が入ってくる確率は6÷14×100で……約42%! 決して高くない値だがだいたい2.5クエストに1回くらいは大剣が用意されていてもおかしくないとも考えられる(合ってるか不安)
今回の武器ラインナップを見てみると片手剣×ハンマー、スラッシュアックス×チャージアックス、ガンランス×ガンランスとなっていた。ガンランス×ガンランスという明らかに過積載な組み合わせも見られるがなるほど、同じ種類の武器が2つ用意されるパターンもあるわけか。
『ワイルズ』開始から今までずっと大剣だけを使ってきた俺は当然他の武器など一度も手に取ったことがない。果たしてこの中からどれを選べばよいのだろうか。大剣でさえ未だに使いこなせていないのに……。俺はクエスト開始前にして最大の難関を迎えていた。
数分悩んだ末、俺は選択肢の中からハンマーを選び取った。ハンマーといえば火力が高い近接武器として大剣と似通ったところがないでもないタイプの武器である。俺も15年近く前にはよく使っていたような気がするが、その後日常生活でハンマーの使用経験を活かす場が訪れることは無かった(あってたまるか)しもちろん現代ハンマーの使い方などもまったく頭に入っていない。しかし他の武器に比べてなんとなくの印象がある分、若干の心強さはあった。
この文章を書きながら当時を振り返ってみるとここでスラッシュアックスやチャージアックスを選べなかったところに俺という人間の限界があるように思えて少し哀しい気持ちになった(苦笑) スラッシュアックスとチャージアックスの方は過去を通じておそらく1秒も使ったことはないのだが、ハンマーにしろ両アックスにしろどっちみちほぼ初見のような状態なのだからここで意を決してまったくの他分野に手を伸ばしても良かったのではないか。期せずして"アックス初体験の機会"にもできたはずなのにどうして俺は……今になってその時の俺を俯瞰してみるとそんな風に思ったりもした^^;
俺は一夜漬け的にトレーニングエリアでハンマーを軽く振ってみた。トレーニングエリアに来ること自体かなり久し振りである。縦振り2回からのアッパーや溜め状態での叩きつけは昔のような感覚ですぐに使えたが、その他膨大に増えた各種アクションはまったくよくわからなかった(今でもよくわからない) 少し調べてみてわかったが、溜め状態から△・○ボタン(俺の場合はY・Bボタン)を追加で長押しすることで『渾身溜め』という状態に移行しそこから派生する渾身溜めアッパーと渾身溜め叩きつけという技が強いらしい。
……ん? ってことは溜め状態を維持しながらさらにボタンを2つ長押しする必要があるのか……。今となってはかなり昔、第4話にて俺と『ワイルズ』とコントローラーの間に壮絶な格闘-セッション-があったことを書いた。『ワイルズ』はリアルタイムでさまざまなアクションを行うことを要求されるゲームである。そのためどのボタンにどのアクションを割り当てるのかを考えることは狩りをスムーズに行うためには非常に重要になってくる。当時はアクションや使うボタンの多さに本当に戸惑ったなぁ……。結果的にボタン割り当てが誰にも理解されないであろうごちゃごちゃの"宇宙状態"(?)になったものの、時間をかけてようやく俺がだいたい納得できるだけの割り当てにこぎ着けたんだよな。
話を戻そう。つまりここで俺が何を言いたいのかというと俺のコントローラーのボタン割り当ては"俺が大剣を使う"ことだけを想定してめちゃくちゃに決められたものであって、いざ大剣以外を握ってみるとそれらの武器の操作にはまったく適していないものであることがわかったということである(白目) 当たり前といえば当たり前だがハンマーの各種アクションをスムーズに行うための想定などしておらず、ある意味奇跡的にハンマーを扱うには難のあるボタン割り当てになってしまっていた。前述した溜めからの渾身溜めの追加ボタン入力もなんか右手の指が変になりながら(伝わるはずがない)も力業でぐにっと押すことで対応せざるを得ない。
以上、長々と書いたが一言でまとめてしまえば単なる俺の想定不足。色々な意味で急ごしらえではあるものの、俺は"ハンマー2025年最新版"の必殺技である渾身溜めアッパーと渾身溜め叩きつけのみをどうにか用意してリオレイアの待つ『竜谷の跡地』へと舞い降りたのだった。
幸いにもリオレイアというモンスターは攻撃のタイミングとその後の隙の時間がわかりやすくはっきりと分かれている。俺は常に溜め状態を維持しながらリオレイアの周りに張りつき、ヤツの頭部を狙えるタイミングを注意深く窺った。
ハンマーの醍醐味といえばやはり頭部への攻撃による気絶であろう。基本的には縦振り×2からのアッパーや溜め状態での叩きつけ、渾身溜めアッパーなどで執拗にリオレイアの頭を叩き続け2度、3度と気絶状態にすることができた。やっぱこれだよな~。効いているかどうかは別にしてなんだか"やってる感"を感じられる。この気持ち良さは大剣に無いものがある。

火炎ブレス後やサマーソルトキック後の着地のタイミングなど大きな隙があればすかさず渾身溜め叩きつけをねじ込んでゆく。攻撃発生の前段階で行うハンマーをとんでもない勢いでぐるんぐるんと回す動きが妙にコミカルで「おいおい大丈夫か……」と心配になるが、強力な攻撃であるのは間違いないらしく確かにそれなりにダメージも出ているようだった。この攻撃、とにかくモーションが豪快でヒットさせられた時の達成感は凄まじいものがある。
そんな感じで武器の扱いはまったく不慣れながらハンマー特有の高い機動性と執拗な渾身溜め攻撃の繰り返し、俺がリオレイア戦の理解があるのも相まって無事にクエストクリア。最初のタイムは08'33"15であった。う~ん、まあこんなものなのでは? Sランク取得のための05'30"00は俺にはちょっと難しそうな感じがした。
その後、報酬品のレイアコインを集めるために何度か当クエストを繰り返した結果、最終的な最速タイムは07'21"68となった。俺にしてはよく頑張ったよ。貰えるものは貰えたのでこれでいいことにしよう。

『闘技大会:リオレイア』絡みで新たに作れるようになる防具はクリークαと献身のピアスα。クリークとは"clerk"、つまり"店員"のことだろうか? パッと見た感じクエストカウンターにいるリカルドの服装の色違いのように見える。かなり凝った意匠の制服の上下は個人的になかなか好印象。レイアコインを集めるのが若干しんどかったが無事に作成することができて良かった。
どのような武器や防具が用意されているかわからない闘技大会クエスト。今回、必要に駆られて初めて大剣以外の武器を触ってみたが遊び方が普段とガラリと変わって新鮮で面白かった。
今後もどこかのタイミングで新たな闘技大会クエストが追加されるだろうと予想しているのでどんなモンスターをどんな武器で狩ることになるのか今から楽しみである。つっても普通に大剣があるのが一番楽でいいけどね!(笑)