禁足地調査隊にとって念願だった"白の孤影"の謎の解明。当初、既に絶滅したモンスターであるとみられていたその正体はかつて東の地に存在した大国の技術によって生み出された人造の竜だった。意図せずして暴走したその竜は大国の末裔が暮らす里や周辺地域に生息するモンスターを次々と襲撃。ついには調査隊ハンターの手によって討伐されるに至った――
……自分で書いていても「ほわぁ……」という感嘆の声を漏らしてしまうほどの衝撃のスペクタクル巨編的あらすじなのだが、一応これがプロローグからずっと続いてきた『モンスターハンターワイルズ』の物語の核部分である。まさか数世紀にわたる壮大なスケールの話が待っているとは始める前はまったく想像していなかった。あらためて思い返してみてもかなり重厚な冒険だったな。ここまで成し遂げたらもうこれエンディングでいいだろ……。俺(主人公のこと)もよく頑張ったさ。
しかしそんな"白の孤影"調査の過程で他にも諸々の謎やヤバい事実が芋づる式に判明していく。その中には"現行モンハン世界"の常識を根幹から覆すような禁忌に触れる事柄も含まれていた。物語が後半に差し掛かるにつれて次々と開示されていく新たな情報を耳に入れながら(竜都って何よ!)(竜乳って何よ!)(龍灯って何よ!)と心の中で叫びつつも、それらについて聞き直すタイミングを完全に失いよくわからんままとにかく目の前のモンスターを狩猟することで精いっぱいだった俺。職場で言うと完全に後の仕事に支障をきたすよろしくないムーブなのだが当時、事態はあまりにも差し迫っていてとても聞けるような雰囲気じゃなかったので許してほしい。あの頃の俺、どうか心配しないでくれ。今でもよくわかってないから(白目)

もう150時間以上も『ワイルズ』をやっているにもかかわらず世界観の方の理解はそんなお粗末状態なもんだから、俺は守人の里シルドに立っている恵比寿辺りにありそうなオシャレな街灯的装置を見かける度にいつまで経っても「まさかあれ電気じゃねえよな……」という疑念を浮かべて冷や汗をかいてしまう。雑に言ってしまえば「別に電気だったら何なのか」という問題でもあるわけだが、頭の固い俺はなんだか"見てはいけないもの"が堂々と立っているような気がして未だに直視できていないのである(-、 ー ;)
で、何の話をしようとしていたんだっけ。そうだそうだ、色々あったけど俺はもう調査隊任命のきっかけになっていた"白の孤影"の調査は終えたんだ。ヤツの正体は『護竜』と呼ばれる哀しき人造モンスターでしかも突然変異的に子孫を残すことができてその子供が原種返りまでしてアルシュベルドという絶滅モンスターになって……『ワイルズ』発売前のモンハンファンに伝えたら「妄想乙^^;」の一言であしらわれてしまうようなとんでもないこの事実を、西に帰ったら匿名で週刊誌に持ち込んで一儲けするんだ。つまりもはやこの俺が『禁足地』でやり残した仕事なんて、仕事なんて