今回は先日まで配信されていたイベントクエスト『哀愁と暴虐の白き獣』の話。イベントクエスト絡みの日記は毎回欠かさずに書いているが前回から少し日が空いた印象だ。今月は『タイトルアップデート第1弾』がありそれから怒涛のコンテンツ量に押し流されていたところだが、一週間ほど経ってようやく通常営業に戻れそうな感がある。
さて、件のクエストの話だがその内容はというと何の変哲もない護竜ドシャグマの狩猟である。報酬アイテムにも限定品はなくことさら取り上げるような点はない。一応ハンターランクポイントが多めにもらえるとのことらしいが、ストーリー進行をサボっている俺はずっとHRの上限が40で止まっているため「おっ、このクエストはいっぱいポイントをもらえたな!」などという実感はない。実際にやってみた感じも普通の護竜ドシャグマだった。
ではいったい何の話をするのか。今回はこの護竜ドシャグマのイベントクエストをとっかかりにして俺が『護竜』なる存在を初めて見た当時の印象や現在の受け止めについて書いてゆきたい。言わば"俺の護竜感想まとめ"みたいな感じである。
『モンスターハンターワイルズ』にはさまざまなモンスターが登場し、それと同時にそれぞれの種のモンスターによってはいくつかの特殊な個体が存在する。例えば以前にも歴戦の個体チャタカブラの話を書いたが、あれは通常のチャタカブラの中でもより強力で経験豊富な一体という位置づけだった。そのざっくり言うと"特殊なモンスター"カテゴリーの中の一つに『護竜』と呼ばれるグループがある。
この護竜というのがまた複雑な境遇にいる連中でなんとも説明しづらいのだが、ヤツらは通常の状態として生まれそののちに状態が変化したもの(『歴戦の個体』や触れていないが『狂竜化』など)とは異なり最初から"護竜モンスター"として生まれてくる。いや、まどろっこしい言い方をしていても仕方がない。『ワイルズ』発売から一か月以上も経ったしもうそろそろ言って良い頃合いだろう。護竜に該当するモンスターたちは、自然生殖によって生まれるのではなくなんと古代の技術によって人工的に"造られて"いたのだ……
その事実を知らされ、俺はハッキリ言ってドン引きした。えぇマジか……大丈夫? これカメラ止めなくていいやつ? 詳しく話を聞いていくと、人造された護竜は「食事を摂らない」「生殖能力がない」「寿命がない」という特徴をもっているらしい。ちょっとどころでなくガッツリ倫理ラインを飛び越えてきた形である。「いったいなんのために……?」という話になってくると思うがそこはまた複雑かつ不明な点もあるので今回は省略する。作りたいから作ったって言ってんの!
なので護竜というのは先述した"特殊なモンスター"というくくりの中でも『歴戦の個体』や『亜種』などとはまったく異なる立ち位置にいる。"現代モンハン世界"には存在しない古代のオーバーテクノロジーを用いて造り出された新たな存在だったのだ。ちなみに『護竜』は「ごりゅう」ではなく「ガーディアン」と読む(X(Twitter)でよくネタにされていた)
これ大丈夫なやつか……? 俺は説明を聞きながらも気が気でいられなかった。明らかに倫理的にまずい領域にある大事件だ。これを"ギルド"にどのように報告すべきか。この前『氷霧の断崖』のコンクリート壁がヤバ過ぎて"闇の真実"が見えてしまった話をしたばかりではあるが、もうそういう怖いSFはやめよ?って言ったじゃん