彼の理想の田園へ

日記と妄言、活動記録。

【MHWs】あのキノコの謎を追って -ババコンガ、垂涎のアレを好む-【第31話】

 今回は2025年3月30日現在配信中のイベントクエスト『ババコンガ、垂涎のアレを好む』の話…に見せかけた脱線話になる予定。この俺が冒頭からそれを自覚して書いているくらいだから相当ゲームとして大勢に影響のないどーでもいい内容なんだろうナ、くらいの心持ちでお読みいただければ幸いです^^;

 でははじめに。タイトルにもあり直前にも書いた通り今回は一応『ババコンガ、垂涎のアレを好む』というイベントクエストの話を書くつもりだった。しかしそのクエスト内容に目を通してみるとそれほど特別にネタにできそうなことは書いていない。ふむふむ。荒廃期の、昼の、『緋の森』で上位ババコンガの狩猟か。

 俺は第3話でババコンガメインの話を書いた時以来、かなりの頭数のババコンガを狩猟してきた。初めて『モンスターハンターワイルズ』のババコンガと対峙したときの衝撃についてはぜひそちらを読んでいただきたいが、俺の記憶の中のヤツとは同じようでまったく違う"生々しさ"にビビり倒した旨が詳細に記してある。実際、今見てもけっこう「うわっ」と思うというかやっぱり俺の中ではババコンガだけなんか狩猟中の印象が違うんだよな。狩猟中につけられた(俺がつけたんだが)傷の痛々しさもそうだし、緋の森でずぶ濡れになっている体毛の質感などにも独特の凄みを感じてしまうのだ。

 そんなババコンガは上位に入ってからも既に相当数狩っており、俺にとっては比較的与しやすい相手という認識でいる。なのでイベントクエストと言ってもぶっちゃけフツーのババコンガ狩猟だし報酬にも限定品は無いしで今回特に書くことないか…と思われたところで実はあったんですよとんでもない気になり事項が。

 『ババコンガ、垂涎のアレを好む』はその報酬に限定アイテムこそ無いが『ヨダレダケ』という料理用素材が出やすいという特徴がある。料理用素材というのはアイテムの中でもハンター(俺たちのこと)がモンスターの狩猟や自身の回復・強化などのためにアイテムカーソルから選んで直に使うものとは異なり、『焚き火料理』でのみ使うことができる食材のことである。以前、素人の無謀なパワープレイで焚き火料理を再現した俺はゲーム中に出てくる食材~ギリ食べられそうな素材までに比較的敏感になっていた。

 そうだったそうだった、報酬のヨダレダケって焚き火料理で使うキノコじゃん。「比較的敏感~」とかなんとかほざいていた手前うっかり見逃すところだった。このヨダレダケなる食材については恥ずかしながら「なんか食材にあるキノコ」くらいの知識しか持っていなかったため今回を機にその詳細を眺めてみようと思う。さて、キミはいったいどんなキノコなのかな?

効果

焚き火料理に使う食材。

モリバーだけが知っている秘密の場所に生えるキノコ。

 …正直あまり期待していなかったがアイテムごとのちょっとした説明文にはヨダレダケ本人(本茸?)のパーソナルデータはなかった。頑張って解釈すればぼかした住所と人となりがわかる程度だろうか。いや公開プロフィールに所在地と交友関係がバンと書かれていてもそれはそれで危ういけれども。このままではヨダレダケを現実の焚き火料理として召喚する際に行き詰まってしまう。次なる手として俺は焚き火料理中の演出映像を追った。

 こちらが焚き火料理の食材にヨダレダケを使用した際の証拠映像である。おわかりいただけただろうか…俺にはまったくわからない。とりあえず第一段階として茶色のキノコであることには安心した。ここで赤だの青だの黄だの"ソッチ系"の奇抜なキノコが投入されようものなら不適切画像としてただちにモザイク処理を施さなければいけなかっただろう。そんな面倒なことにはならなくて良かった。

 俺はキノコばかりか食材についての知識がまったくないので果たしてこれがどんな味で現実のどんなキノコに近いものなのか見当もつかない。ひとつわかるのは一株(で数え方合ってんのか?)というかキノコの単体がけっこうデカいな、というくらいだろうか。つまりヨダレダケはシメジやエノキダケのような小さなものが集合しているタイプのキノコではなさそうだということだ。

 しかしそれだけでは数あるキノコの中から「これだ!」という一種を絞り込むことはできない。またもや手詰まり状態になってしまった。何かヒントは…いや待てよ。俺はこの『ワイルズ』発売後一か月の激動のうちにすっぽりと頭から抜け落ちていた記憶を引っ張り上げてきた。確かプレイステーション公式が以前、焚き火料理を再現した動画をX(Twitter)に投稿していたような

 見つけた! これだこれだ。『ワイルズ』発売前に投稿されたこの動画を見て「あ~狩りとかそれ以前にまず焚き火料理食いて~(殴)」となったのを思い出した。なんだか既にだいぶ昔のことのように思えるけどまだ一か月ちょっと前のことだったんだな。なるほど、この時はヨダレダケの代用品としてマッシュルームを使っていたのかじゃあマッシュルームなんじゃん(オイ)

 確かにマッシュルームは見た目がヨダレダケにそっくりでサイズ感もぴったり。品種としてかなりのメジャーどころという点も安心した。ここで「○○国の一部山中でしか採ることができない大変貴重の✕✕ダケを使用します^^」なんてやられたらたまったもんじゃなかった(やるわけねーだろ)がマッシュルームなら近所のスーパーでもお求めやすいのではないだろうか。というかあらためて見てもこの映像の焚き火料理、俺が作ったのよりもはるかに美味そう過ぎる。スタッフとして後で美味しくいただきたかったくらいだ。

 そんなわけでなんだか再現する前提の勢いでヨダレダケと実在するキノコについて学んだ今回。前書いたのと同じようなネタにはなってしまうが内心かなり「やりたい」寄りに傾いているのでタイミングを見て作ってみたい気持ちはある。日々『ワイルズ』のことを考えすぎてわかりやすく"食"の方面から現実も侵食されかけている俺なのだった。